2012/05/29

5/29 添付写真はS4PCM

あ。
っというまに1週間が過ぎていた。

あわてて、まとめて振り返り。

26日:土曜日
毎月最後の土曜日はウムガンダと呼ばれ、国全体をあげて掃除をする日である。
8時から11時までは公共機関もストップ。
お店も閉まるほど徹底している。

私はこの日、ミーティングなどがあったため、
朝5時起き、6時発のバスに乗り首都に向かった。

任地から首都キガリまでは約2時間なので、8時まではギリギリのはずだったのに・・・


7:45

あと少しで首都のバスターミナル!ってところで私の乗ったバスが警察に止められた。
道路沿いの空き地に駐車させられ、11時までうごけないというので、
結局残りを歩くことに。

笑うしかない。

そこまでするー!!!???
って。
ひとりでつぶやいた。


その後、
ーさわやかルワンダ人とプロジェクトのビデオ作成
ープロジェクトのミーティング
ー理数科会議
ー専門家と会う
ー女子会

というルワンダでは珍しくハードな1日を過ごした。



27日:日曜日
キガリマラソンに参加。
日本でも5㌔までしか参加したことがない私が、勢いで10㌔に挑戦した。

キガリマラソンは、
ー5㌔
ー10㌔リレー(4人で1チーム)
ー20㌔(ハーフマラソン)
ーフルマラソン

があり、プロ!?と見られる集団も参加していた。


10㌔はやっぱり辛かった〜。
途中、何度歩こうと思ったか。でも、とまらず完走!

筋肉痛がひどい。
まだ痛い。


その後、2年の任期を終えて帰国する女性の送別会をするため、急いで任地に戻る。




28日:月曜日
土曜日のワークショップの予備実験を、授業の空いている時間に行う。
塩を使ったから、手がカペカペ&しょっぱかった。



29日:きょう
ピーターが数学の授業を撮ってくれた。

S4PCMの数学より
(S4:日本の高1/PCM:選択科目が物理、生物、数学)


放課後は、ピーターとワークショップの打ち合わせ。
ピーターは「2つの円の関係」を視覚的/論理的手法を用いて行う予定だ。

先日、

 「ビジュアルでプレゼンするなら、セロハンを使ったら?」
って日本から持ってきていた色セロハンを見せたら
 「なにこれ?」
って言われた。


私は身近にある物を利用したい。
身の回りにある物を、もっと工夫してもらいたいから。

そう考えて、
 「似たようなモノない?」
って尋ねたら、
 「ない」
と即答。


私、負けず嫌いなんであきらめません。





化学実験室の薬品ペットボトルを包装している、
セロハン状の透明フィルムを見つけた。

色がついてないだけで一緒じゃんー!!!

あっさりと、見つけたのだった。











2012/05/22

5/22 恐怖

今日は違うことでブログを書こうと思ってたのに、、、



恐怖のあまり泣いた。


18時すぎ
誰かが家の中庭へ小石を投げ入れた。

気のせいかと思ったけど、
そうではない。

「パリン」

「カラカラカラ」

音がしたからおそるおそる見ると、
塀の向こうから石が飛んでくるじゃん。


えええええ”””””ー


コワくて、扉を閉め、カギをかける。


隣に行ったら、キニアルワンダ語しかいないお手伝いさんしかいなくて。
そとは真っ暗だし。



動揺したまま、調整員に電話。



とりあえず、カギをかけて、南京錠をかけた。

まだ石の音がする・・・




そしたら停電して真っ暗。

コワすぎて泣いた。


恐怖のあまり、泣く。


だって、
一度泥棒に入られてるし。

ルワンダの友達だって、
ほかの国の隊員だって、泥棒に入られてて。

安全対策で聞いた、
寝室まで泥棒が入ってきたケースなんかを思い出してしまって。


こわくてこわくてしょうがなかった。。。


本当にこわかった。
けど、ブログに書けるぐらい少し落ち着いたのでご安心を。
仕事もおわったので、寝ます。
おやすみなさい。


2012/05/21

5/21 ルワンダ金環日食

なーんてもちろんなく、
ほんとにうらやましいな。
日本。


ルワンダだったら、
南十字星が見えるさー。
星なんてすごくきれいなんだよ。
→電気がほとんどついてない地域だからなんだけど。


って自分に言い聞かせてた。



あー
やっぱり見たかったな。





今日の化学から。
水溶液の性質(アルカリ性/中性/酸性)を調べる指示薬を
身近にある植物やさまざまの物から試すというもの。


予備実験ではこんなカンジ。



右からNaOH/HClが3本。
指示薬として、ハイビスカスの葉/紫キャベツ代用の紫色の葉っぱ/実験室にあった指示薬の薬品



いざ、実験を始めると
先生がとても興味をもったらしく、
多くの指示薬が机にずらりと並んだ。

オレンジジュース、トマト、ソープ、植物、果物などなど


生徒はすり鉢で細かくし、濾過したり






が、カオス。。。




次の授業へのアドバイスをした。





生徒の実験結果より。
でも、楽しんで学んでたので良しとしよう!


2012/05/20

5/20 アンドリューさんのガレージ図書館

ルワンダJICA事務所の近くにある、小さなちいさな図書館

話を聞くと、
カナダ出身のアンドリューさんが個人的に作ったもの。

おっきなお家の、
ガレージを改装させたところに
椅子をおいて。
本棚をおいて。


近所の子ども達が
絵本を読んでいる。

貸し出しも行っているのだ。





2012/05/19

5/19 泣いて。笑って。

ステキな人から
メールをもらって泣いた


ルワンダの人と笑って
笑顔になった。


きょうのソラはキレイな青空で
きもちがよくて。



家までの道のり
みんなが挨拶してくれるのが嬉しくて
また泣いた。




情けない。




つよく。凛としないと。








5/18 さわらないで!ガチャガチャしないで!

ルワンダに来て、1年と4ヶ月。
どーしても慣れないこと。


>>さわらないで!編

ここルワンダで、仲のいい人が挨拶を行うと
・握手
・ほっぺたをつける
・ハグ
のどれかをする。

男の人とハグをすると
背中からおしりにかけて触られる。
撫でられる。

スケベおやじか!?っていうぐらい。

観察をしていたのだが、
それは誰に対しても行っているみたい。

けど、どーしても慣れない。

いやだから、
さりげなく態度で示すのだが、効果無し。

最近は、その態度もあからさま。
(ごめんなさい)
ときには、「さわらないで!」って日本語で言ってしまうし。

だって、どーしても嫌!!!



>>ガチャガチャしないで!編

私の家の目の前は、学校の校庭でもあり、子ども達が遊んでいる場所でもある。


子どもたちが
近所の人が来て


家のドアノブをガチャガチャ、ガチャガチャ。
「あや〜」って。

それって、失礼でしょ!?

カギをかけているけど、
ときどき、コワイし。


「失礼だからダメだよ!」

って言うけど、これまた効果なし。





これらは文化なのか。
普通なのか。

でも、慣れません。




2012/05/17

5/17 税所篤快/ルワンダe-Education

彼が、次はルワンダでプロジェクトを進めている。

<税所篤快/e-Educationについて>

Book「前へ!前へ!前へ!」(木楽舎)

日経ビジネスオンライン
*初対面
「ルワンダでドラゴン桜をやりたいんです!」と一声。
「ルワンダの教育ってどうなんですか?」と二言目。

「学生が行くからよろしくねー」と同期から連絡があったので、
会えばいいのか?と軽い気持ちで向かったら、
意外な展開。
突っ込まれる話。

帰宅するとき、同期に
「ちょっとー!!!なにー!?ちゃんと事情を言ってよぉー!!!」って電話をかけるほど、動揺した私だった。


*ルワンダで・・・
ー映像授業を始めるため、優秀な先生が行う化学実験のビデオ撮影。(試験を受けるS6を対象)

・ルワンダの半分のセカンダリーの学校には実験室がない。道具も薬品も無い。
・理科教員の不足。実験を教えられる教員がいない。
・しかし、S6を卒業するときに受けるナショナルイグザムの中にはペーパーテストと実験の試験がある。

これが現実。。。







バングラ、ヨルダン、そしてルワンダでのプロジェクトは5大陸を目指す。

「教育は全ての人が平等にあたえられるもの」

彼に関わった子ども達は、幸せだと思う。
未来がひろがるから。

そして、彼に引き寄せされる人たち。

彼をアシストする人たち。




希望

可能性


ルワンダのe-Educationが上手くいきますように。
世界中の子ども達のために、プロジェクトが成功しますように。

応援、見守ってください。










2012/05/15

5/15 ぎゃーーーーーーーーーー

って叫んだ。

ネズミが出たから。。。


中庭にあるキッチンに行ったら、
水道のところに行ったら、

ガサガサって。
さささって。

私の足下近くを通っていったのー!!!


ぎゃーーーーーーーーー!!!

ほんとうに叫ぶときがってあるんだって思った。



今朝なんて、
蚊帳のそとにちっちゃなカエルがいたし。
外に寝てないよ?
なぜ?
って不思議に感じていたが〜


ルワンダにはいろいろサプライズがあるわ〜



2012/05/14

5/14 第7回ワークショップ:ガヒニ

5/12
第7回目のワークショップ

ー(Phy) : Water pressure and Air pressure
ー(Bio) : Abstraction of DNA
ー(Math) : Pythagoras theorem            
ー(Chemi) : Charcoal cell                       


の各アクティビティを行った。


私の担当は数学で「ピタゴラスの定理」
そして、視覚的/論理的の2点から分析をした。


どっちも大切だから。






写真はDNAの実験をしているところ

真剣な顔

そして楽しんでいるでしょ?^^


開催目的である、「効果的な実験や教授法を紹介し、体験してもらう事でティーチングテクニックスキルを身につけてもらう」ことが、少しずつ浸透しているかな。


次は現地の先生にも講演してもらう計画だ。



2012/05/08

5/8 サイコロを作ってもらう

さくじつ:
①珍しく、1時間目から8時間目まで実験があり、ずっとサポートをしていた。
(3つの実験室を走り回るって、日本じゃなかなかないわー)

②次に行うワークショップで、確率をやろうかと思っていた。
じゃあ、サイコロ?
っていうことで、
近所の家具を作っている場所へ行ってサイコロを作ってもらった。

③数学の先生に、ルワンダでは確率の導入でトランプを使う?と聞いてみる。
「う〜ん。。。使わない。賭博のイメージがあるから・・・」
よし。トランプは無しで。
サイコロで!と決める。


きょう:
④でも、確率じゃなくて、ピタゴラスの定理に変更予定。

⑤キッチンのカギをなくしてしまった。
水が得られない・・・濾過器もキッチンの中・・・
近所でペットボトルのお水を買ってきたが、無くなったので
「雨水は?」っておもってザンビアの人に聞いたら「あぶないよー」って。
やっぱりだめか。。。
まだ飲まなくて良かった。

2012/05/06

5/6 ビマナワークショップ

サイエンスの先生方を対象にしたワークショップ




最後にみんなで写真を


2012/05/05

5/5 言葉の魔法

できるわ

やってみよう

私は前向きな言葉が好き。



言葉は物体化するって前に聞いた事がある。
「言霊」ともいうし。


ポジティブなことを考えるエネルギーと
ネガティブなことを考えるエネルギーは同なら、
ポジティブなことを考えていた方が断然いいでしょう?



それは、生徒に言い続けていたこと。
そして、私が常にそういうヒトであり続けたい。

自分を動かす言葉。
ヒトを取り巻く言葉って大切。



昨日、放課後行われた会議中に
ケニア研修に参加したナルシッセが
他の教員に対して今後の教科指導をどうしようかと話し合いで沢山の意見を出していた。
時々私に確認をしながら、
研修ではこんなことを学んだ、っていうんだ。
JICAの研修でって。

次は放課後、先生を対象に
・実験室の使い方
・実験の仕方
を教えたいんだって。

「いいねー!」
「やろうー!」

の言葉が、
先生と私の残り8ヶ月の活動と、
これからの可能性を作る。



いまから、ビマナで理数科のWS。


5月5日こどもの日

世界中の子ども達に幸あれ^^




2012/05/04

5/4 The four classes of this week

☆物理より
<光の進み方とレンズの仕組み/S5(高2)>
プロジェクターの仕組みを見てみよう!
学校にあった、ドイツ製の古いプロジェクターのフタを開けてみた。




生徒達は興味津々♪


動かなかったので中を見てみると、フィラメントが切れていたから部品を交換し修理を。
電源をオンにすると、ウィーンって音が聞こえた^^

が、

ライトがない。。。

ちょうどいい大きさのライトがなく、結局は使用できず。
う〜ん。くやしぃ。
購入できるか校長に相談だ。



☆生物より
<花のつくりって?/S1(中1)>

校庭に咲いているハイビスカスを採って、みんなで観察。
(1クラス53人の生徒、ハイビスカス27を使用)





うまいでしょ!?^^



☆化学より
<濾過/S1(中1)>



最後に生徒が、
「先生、この水って飲めますか?」って。



☆数学より
<高次方程式/S4(高1)>

私が教えている生徒達。
問題を解いているところ。


日本とは計算の仕方がちょっと違う。
仕組みは同じだけど。
ルワンダの計算の仕方はこうだ!


2012/05/02

5/2 だび②

またまた、更新が滞っててごめんなさい。


旅行の話のつづき。
(行った場所/ カタカナが書けるサイドさん/バックパッカーとの出会い/教育について 編)




*マラケシュ

スークには布屋さん、かご屋さん、革屋さん、たべもの屋さん、靴屋さんなど、
たくさんのお店があって、
キラキラしていてとてもキレイだった。


そして、フナ市場と呼ばれる場所には、
屋台がいっぱい。



エスカルゴ屋さん
(お茶碗いっぱいにもられて、5DH。約50円)


オレンジジュース屋さん
(コップいっぱいのフレッシュオレンジジュース4DH。約40円)


乾物屋さん
(何も買ってない)



料理の屋台もいっぱい



フナ市場を上からみると、たっくさんの人が。
キラキラきれい^^




 *ワルザザート(砂漠)へ

日本で人気のアルガンオイルのコーペラティブへ行ってきた。
(ルワンダで生活していた私は、はじめてアルガンオイルのことを知る。。。)

入り口を抜けると、
女性達がアルガンオイル作りの行程を見せていた。


そして、食品として売られているオイルを試食。

さらに先に行くと、
オイルを使ったさまざまな加工品が。

リップクリーム、フェイスオイル、マッサージオイル・・・
食用オイルなどなど。

これも、お試しあり。

とてもオーガナイズされていて、

女性達が実演しているからより興味と親近感がわき、
試食することで商品に対する安心感もうまれ、
たくさんの商品から自分にあった物を選択する事ができる。

すごーいっ!!!
これ、ルワンダでやったらいいかも!
村落で活動している人に見せたいっ!
って興奮し、写真を撮りまくって来た。
(最近、私の基準はルワンダです)




砂漠までの道のりでは、
アイト・ベン・ハッドウとトドラ渓谷にもよってきた。



アイン・

 ここは、「ハムナプトラ」や「バベル」の撮影が行われたところ。

この日も、撮影が行われていた。



アイントベンハッドウ
→イスラムの勢力から逃れてきたベルベルの人たちが作った要塞都市。

河を隔てているこの都市には、現在は数家族しか住んでいないそうだ。




トドラ渓谷
とてもとても高い岩山




ついに砂漠へ


 砂漠は広かった〜




ぱかぱかラクダに乗っていると、向こうからお客様を下ろしたラクダとお兄さんが




私たちを砂漠の宿泊テントまで連れて行ってくれたお兄さん。

「ハトポッポ」の歌をうたえるお兄さん。
ちょっと〜誰が教えたの〜!?って笑ってしまった。


この日は、
夕日も、
星も、
朝日も、
な〜んにも見れなかった。


モロッコにいるボランティアに言ったら、
「ミラクルだね!」だって。
ふつーどれかは見れるらしい。

が、この日はまったく見えず。。。


次の朝、テントをあとにする。



プルーンと鶏肉のタジン
(きょうちゃんと私のオススメのタジン)



*シャウエン

メルヘンチックな青い街
本当に、まわり一面が青いの!




途中、のぞいたお店

機織りおじさん

街を歩いていて、お土産を見ていると・・・
「あれ〜日本人?」
って声を掛けられた。

★サイドさんとの出会い

サイドさん:「どこからきたの?」
私たち  :『東京の近くです。』
サイドさん:「東京の近く?宇都宮とか?」

!?

わたし、宇都宮出身だけどー!!!ってビックリ!!!
なんで、「宇都宮」を知っているの!?
そんなドンピシャに地名を!???

ってまたまた興奮!!!


サイドさんは、モロッコ出身で日本で働いていた経験を持つ方。
JICA二本松訓練所でアラビアの講師、
東京で代行の仕事や、時には大使館やJICA関係者の送迎もしていたそうだ。

サイドさんは、日本語がペラペラ!!!
連絡先を聞いたら、カタカナで名前を書いていたー!!!
なんか嬉しい☆

次は日本で会うことを約束し、
みんなで、記念撮影^^

サイドさん、ミントティーごちそうさまでした^^
(サイドさんから、ホテルオークラの朝食券をもらう私たち。またなんでオークラ!?)






泊まったところでは、新聞を発見!
読めないけれど、津波についてかな。
日本で教材として使いたいから、写真をゲット!




*フェズへ


水時計


装飾が本当に細かい

革屋さん


バブーシュ屋さん


モロッコの空


スークの中を通る馬
(勢いがいいから、すれ違う時は注意!)

シャウエンから一緒に行動したメンバー

シャウエンを出るとき、偶然にも2人の日本人バックパッカーと一緒のバスに乗った。
(バス停で1人、バスに乗ったらもう1人)
そしてフェズを4人で回り、そしてフェズで別れた。
彼らもそれぞれ、自分の目的とする場所や国に行く。
きょうちゃんと私も、数日後にはまた別々の国へと帰る。

旅の目的は違うけど、

でも

お互いの時間を共有し、「次は日本で!」なんて笑って別れて、
それぞれ4人がこれからどんな事を見て、経験して、感じて、また再会して話をするって、いいな〜って思った。



*帰りのトランジット:ベルギー

きょうちゃんと別れて、一人でのベルギー散策。

これが、どこへ行っても日本人に遭遇。

私が「神秘の子羊」をイヤホンガイドを使って見学していたら、
日本人ツアーの団体が3回は入れ替わり、

イヤホン貸し出しのお兄さんが、
「いま日本は旅行シーズンなの?」って言うぐらい、多い日本人。
話をすると、常に日本の観光客は多く、少ない時期は11と12月だけだって。





フランダースの犬でネロが見たかった絵画の一つ、キリストの昇架




 目の前には、またまた日本人!!!


*帰りの飛行機で。
エチオピア航空を利用したのだが、
エチオピアの文字(と思われる)が読めない・・・。


緊急避難口として書かれていた文字は、
「EXIT」と「→」があるから分かったけど、

もしそれが無かったら?
もし、文字が読めなかったら?
って考えたら、
教育の大切さを改めて感じた。


開発教育の「世界がもし100人の村だったら」の中での、
ペットボトルに入った容器のラベルに記した、「薬」「水」「毒」の文字。

たとえば、
学がある人だったら、
「毒」を飲んだらいけないこと。
「薬」を飲んだときの危険性。体調や薬によっては、「薬」は「毒」になる。
3種類の中から「水」を選ぶという作業が、なんのためらいも無く簡単な作業なのに、

文字が読めない人だったら、
それが命と隣り合わせであるということ。

世界では、7500万人の子ども達が学校に通えず、
7億7600万人の成人が読み書きが出来ないという事実。



*きょうちゃんとの旅で会話した教育について

前のブログでも記したように、教師海外研修で知り合ったきょうちゃん(英語教師)は私にいろいろな刺激をくれるお姉さん。

今回はずっといっしょに行動できたので、
たくさん、たくさん話をすることが出来た。

・日本、イギリス、ルワンダの教育について。

・日本の英語教育について。

・子ども達の視野を拡げるためには?

・私たち大人が、教師ができることは?

・日本のメディアって。。。

などなど。



日本の文科省が目的とする英語教育は、英語を通しての道徳と国際的視野の拡大。
そして進学受験があるから、教師はいかに点数を取らせるかを考えるという。

だけど、海外に来たら、
っていうか国際化に重きを置いたら、
文法とかもちろん重要だけど、
まず、「話す」ことが大切。


とにかく、
話して、「英語」を身につけて、体で感じて、それから細かい文法とかかな。って私はおもう。

だって、それは私がそうだったから。

英語が苦手だった(いまも)私は、
人前で話すのに抵抗があり、間違いを指摘されるのも、笑われるのも恥ずかしくて、
なかなかしゃべれなかった。
しゃべらないから、身に付かない。
身に付かないから、英語が出来ない、苦手という意識。
すっごく悪循環。

そんな学生時代と、いま。

実際に海外に来たら、
「日本では英語しゃべらないの?勉強しないの?」って言われて、恥ずかしかった。

そして、実際に海外に来て、
大切なのは話すという姿勢と、勇気と、努力。

日本は、日本語だけで生活できてしまうから、
国際化だっていっても結局は井の中の蛙。
それをいつ知るの?
知ったときにはすごく遅い。


英語の先生は、
文科省から出されたシラバス(やらなければならない内容)と身につけさせたいこと、
そして英語の時間数の少なさ、さまざまな思いがあるのだという。





そして、メディア。
海外にいると、多くの情報が入る。
紛争
貧困
選挙
世界の情勢

さまざまなモノがリアルタイムで、そして鮮明に流れている。

日本は?
決して見れないわけではないけれど、なにか情報が少なくて、
自分で見ようとしないと見れない事が多い。

私たちは、
日本はある意味「鎖国」だって話しをしていた。
海外の人たちが、どれだけ”日本”に憧れを持っていて、好きでいてくれて知っていてくれるのか。
中国の人たちが、どれだけアフリカで活躍していて、
韓国の人たちが、どれだけアフリカで柔軟に動いているのか。
他の国の人たちも。
日本の人たち大人や学生が、海外でどんな活動をしているのか、何を知りたくて旅をしているのか。

まだまだ、私たちは世界を知らないのかもしれない。
見れていないのかも。

私たちの周りの情報は、
確かな物かもしれなく、不確かな物でもある。
どこかで操作されている可能性もあるし、
私たちは踊らされているかもしれない。

自分自身の目でモノを見ること、
見ようとすること、
経験、
情報収集能力、
物事を見極め判断できる力、
分析力、
行動力、
伝える力強さ、

子ども達にそれを教える事が出来たら、どんなにいいだろ。ってつくづく思う。


自分の夢ってなんですか?
そのために、投資するとしたら?

そんなことを、先日言われて、

「自分が経験する事」
「次に、伝える事」

って答えた。

ただただ、たくさんの人たちがいる事を伝えたい。
人種、言語、想い、、、
自分とチガクて当たり前で、
受け入れる大切さと難しさ。


それが正しいのか、
回り道なのかわからないけど、
様々な人と出会い、
多くの人から支えられて、助けてもらっている今、
「素直に」
「謙虚に」
「誠実に」
なることが、どれだけ大切で、でも難しいかって感じる。

感謝の気持ちを忘れず、
人を大切にできる人になりたい、
って思う旅だった。



まとまりの無い文章になってしまったー。
ごめんなさい。